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6/14 ロコモティブシンドロームについて

おはようございます。熊本市北区の訪問看護ステーション優愛です。

今日も雨ですね。雨の日は視界も悪く、車も多くなりますのでお出かけの際はご注意ください。

 今日はロコモティブシンドロームについてお話をします。ロコモティブシンドロームとは「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」をいいます。英語で移動することを表すロコモーション(locomotion)と移動するための能力があることを表すロコモティブ(locomotive)からつくった言葉で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。略称はロコモです。

人間が立つ、歩く、作業するといった、広い意味での運動のために必要な身体の仕組み全体を運動器といいます。運動器は骨・関節・筋肉・神経などで成り立っていますが、これらの組織の障害によって立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態が、ロコモなのです。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。

 要支援、要介護になる原因のトップは転倒、骨折や関節の病気など運動器の故障であることはあまり知られていません。

 ロコモの要因は、運動器の病気、運動器の能力の衰え、運動器の痛みなどさまざまです。これらの要因がつながったり、合わさったりすることでロコモになり、進行すると社会参加・生活活動が制限され、ついには要介護状態に至ってしまいます。ロコモと判定された場合、原因は何かを見極め、状態に合わせて適切に対処することが必要です。

対処法には病気の予防、病気に対する薬物や手術による治療、運動器の力の衰えに対する筋力やバランス力のトレーニング、痛みや痺れに対する治療、栄養不足や栄養過多の改善などがあります。また生活習慣病の予防やその治療を合わせて行うことも必要です。

 ロコモは回復可能なのが最大の特徴です。きちんと対処すれば、不安や不自由なく歩けるようになる可能性があります。

テストはこのようなのがあります。興味のある方はやってみてはいかがでしょうか?



では今日もご安全に。行ってらっしゃい。

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