おはようございます。熊本市北区の訪問看護ステーション優愛です。
九州南部は梅雨明けしたとみられる発表がありました。まだ6月なのに早いですね。熊本も最近晴れが続いているのでもう少ししたら発表されるかもですね。本日も暑いです。熱中症に注意しましょう。
今日は前回に引き続きフレイルについてです。
フレイルの簡易チェックを本日はご紹介します。
1.指輪っかテスト
(1)膝を直角にして足のうらが、しっかりと地面に付く状態で座れる高さの椅子、台に座ります。 (2)親指と人差し指で「指輪っか」をつくり、利き足でない方の足で調べます。
筋力が減少・減弱した状態=サルコペニアの危険度が分かります。
危険度が高まるほど、転倒・骨折のリスクが高まります。
(参考:「フレイル予防ハンドブック」東京大学高齢社会総合研究機構)
2.イレブンチェック
計11項目の質問に「はい」か「いいえ」で答えていきます(Q4、8、11は「はい」と「いいえ」が左右逆になっているので注意)。表にある「はい」「いいえ」の2択の選択肢のうち、「いいえ」を選んだ場合(Q4、8、11の場合は「はい」)には赤丸をつけることとします。最終的に、赤丸が5個以上なら、フレイルの可能性が高くなる。反対に、赤丸が少なければ少ないほど、フレイルのリスクは低くなるというわけです。
イレブンチェックでは、「栄養」「口腔(こうくう)」「運動」「社会性・心」の四つの指標について自分のフレイル度を確認していきます。「衰え」というと身体面ばかり思い浮かべがちですが、フレイルは栄養や社会性などの複数の要素が絡み合い、要介護や寝たきりになるリスクを高めていくことが高齢者の大規模調査で分かってきたからです。
しかし、イレブンチェックの結果、赤丸が多くなってもあきらめることはありません。フレイルには、早く気づいて対策をすれば、進行するのを遅らせたり、健康な状態に戻せたりする「可逆性」があります。心身の衰えの兆候を見逃さずに、「フレイルかもしれない」と気づき、早く対策を始めることが大事です。
フレイルを防ぐには「運動・栄養・社会参加」の3本柱が重要になるといい、「この三つの柱を三位一体で自分の生活に取り入れて、続けていくことが大事です」。
フレイルチェックは1回受けたら終わりではありません。生活習慣を見直しながら、半年後や1年後に改めて確認して、変化を知ることも大切です。目に見えて赤丸が減っていることが分かると、生活改善の手応えが感じられて、喜びにもつながっていきます。
非常に暑くなっています。体調に気を付けフレイルを予防していきましょう。
では今日もご安全に。行ってらっしゃい。
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