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7/4 かくれ脱水とは

おはようございます。熊本市北区の訪問看護ステーション優愛です。


今回はかくれ脱水についてです。

 かくれ脱水とは自覚症状が無いまま脱水の一歩手前まで進んだ状態です。 症状を感じないため、そのまま脱水に進む危険が高いことが問題です。 特に暑い季節の屋内や就寝中、車の運転中など風通しが悪い環境に居る、 こまめな水分補給ができないと起こりやすいことが報告されています。 また、現在新型コロナウイルス感染症に対する感染・飛沫予防として 例年に比べマスクを着用する時間が増えています。マスク着用下では 以下の理由で、かくれ脱水や脱水になる危険性が高いといわれています。

~マスク着用下で脱水が起こりやすい理由~

①マスクで熱がこもり、熱中症になりやすい

②のどの渇きを感じにくい

③マスクを外すのが面倒で水分補給の回数が減る



まずは、下記の「かくれ脱水」症状のサインに早く気づくようにしましょう。

「べた」…首筋などがべたべたしてくること。

汗をかいていないように見えても、首筋などを触ってみて”べたべたしている”と感じた時は注意が必要です。蒸し暑さの中で、気づかないうちに体の水分が失われている可能性があります。

「だる」…体のだるさがとれないこと。

食欲が落ちると様々な栄養素が不足し、体が疲れやすくなります。また、食欲が落ちている時は口の渇きを察知するセンサー機能も下がっており、喉の渇きを感じにくくなります。そのままにしてしまうと脱水状態が進みますので、注意しましょう。

「ふら」…めまいや立ちくらみ、ふらつきなどの症状を感じること。

体の水分が失われると、血液がドロドロになり、血流が滞ってしまいます。この血流の滞りが、めまいやふらつきを引き起こす原因となります

「いた」…足がつったり、頭が痛くなったりすること。

脱水状態になると、塩・カリウム・カルシウムなどの電解質が不足するため、筋肉が痙攣しやすくなります。水分と塩分補給を行い、改善しない場合は医師に相談してください。

「かくれ脱水」を予防するには・・・

●水分と栄養を補給する!

・のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分や塩分、経口補水液などを補給する。 ・乳製品、納豆、梅干、小松菜、鶏肉、ニラ、にんにくなど、夏バテ予防に効果的な食材をとるようにする。

●室温を上げない!熱をためない!

・暑いのにクーラーを止めるなど、室温の上昇を招くような無理な節電はしない。 ・室内の空気は循環しないと室温が上昇しやすいので、扇風機などを使い空気を循環させる。 ・遮光カーテン、すだれなどで室内の温度を上げない工夫をする。 ・エアコンを使用すると室内が乾燥しやすいため、濡れタオルを掛けるなど湿度を保つ工夫をする。

●体温を上げない!

・衣類は、通気性の良いもの、吸湿性・速乾性のあるものを着用する。 ・日傘や帽子を活用して日差しを避ける。 ・日陰を利用し、こまめに休憩をとる。

体温調節やこまめな水分補給で「かくれ脱水」を予防し、今年の暑い夏を乗り切りましょう。

では今日もご安全に。行ってらっしゃい。

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