おはようございます。熊本市北区の訪問看護ステーション優愛です。
毎日暑いですね。蝉が元気よく鳴いています。熊本市の今週の天気は安定しないようで突然天気が崩れることがあるようです。お出かけの際は傘があった方が安心かもしれません。
今回は脳卒中の予防についてです。
脳卒中の5大危険因子
高血圧 血圧が140/90mmHg以上のことです。この数値以下でも、数値が高めの人は注意が必要です。脳の血管の大きな負担となり、動脈がもろくなり、詰まったり、破れたりしやすくなります。塩分を多く摂るほど高くなりますので、食事の塩分を極力少なくしてください。
糖尿病 近年の食生活の欧米化により患者さんが増えています。摂取カロリーを低く抑える必要があります。食事は1日3回バランス良く食べ、間食や油料理を減らし体重のコントロールを行ってください。
脂質異常症 特に悪玉のLDLコレステロールが高い人は、脂肪の摂取を制限する努力が必要です。油料理を減らし、豆類、芋類、海草、キノコ、根菜類などコレステロールを下げる食べ物を多く摂取しましょう。
不整脈(心房細動) 心臓の中にできた血栓が、心臓から脳に飛ぶことで脳の動脈を閉塞させます。ワルファリンなどの抗凝固薬を用いることで血栓が作られなくなり、脳梗塞を予防することが可能です。
喫煙 ニコチンが血圧を上昇させたり、動脈硬化を促進すると言われています。百害あって一利なしです。
そのほか、男性、高齢者、肥満、過度の飲酒、運動不足などが脳卒中の危険因子としてあげられます。
治療の基本は規則正しい生活を送り適度な運動を行う生活習慣の改善と、食事療法です。食事療法によっても十分な改善が見られないときには、降圧薬、血糖降下薬、脂質低下薬などの薬物療法を併用する必要があります。
脳卒中発作を起こした人の再発率は、年間5-10%程度とかなり高いことがわかっています。再発の危険性を考え、主治医の先生から処方された薬の内服を継続しましょう。
<脳卒中の予防が重要な理由>
脳卒中は日本人の死因の第3位を占める
生存者にも、しばしば重篤な後遺症が残る
寝たきり等、要介護者の原因の3割以上を占める
高齢化とともに、患者数の増加が予測されている
国民医療費の1割を占めている ⇒脳卒中は社会的負荷の最も重い疾患です
いかがだったでしょうか?
それでは今日もご安全に。行ってらっしゃい。
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